ピティナ・ピアノステップ

継続表彰5回受賞者から見えてくる「続ける喜び」

春のステップがいよいよ本格的に始まりました。5月だけでも全国各地80カ所で開催が予定されています。

ステップは「ピアノライフを充実させ、応援するために、より多くの舞台をご用意したい」という意図から、誰でも現在の自分の立ち位置からスタートできるようになっています。

その中で、個人個人に適切な目標を設定し、自分のペースで継続することを応援すべく、参加回数5回毎に「継続表彰」を行っています。その最初の一歩が継続表彰5回の受賞です。

1.継続表彰5回受賞者について

2013年度のステップでは述べ41,424組の参加があり、そのうち約9.2%にあたる3,815名が継続5回の表彰を受けました。

内訳をみてみましょう。
まずは、年齢を20歳までに区切って継続表彰5回受賞者人数を棒グラフで表してみます。(右図) すると10歳を頂点にして、きれいな山型になっていることがわかります。ちなみに最年少は4歳です! 仮に年1回にステップに参加と見積もると、小学校低学年あたりからステップに参加する人が多いようですね。ただ、このグラフでは少なく見える両端のあたりも、100人前後と、決して少ない数ではありません。

続いて、21歳以上についてみてみます(右図)。
きれいなアーチ型を描く20歳までと大きく異なり、グレープフルーツを半分に輪切りにしたように、ほぼ等間隔になっていることがわかります。
グランミューズの参加者は、受験や就職、結婚などで、ブランクがあいたという方や定年を迎えてからピアノを始めた方など、様々なバックグラウンドを持っています。そんな中で受賞者に共通するのは「継続をしていること」。2013年度の5回表彰の最高齢は82歳でした。「今はじめるのが最善の時」とはよくいったものです。まずは、継続に向けて第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

2.継続表彰5回受賞者の声

ジュニア

  • 「真夜中の火祭り(平吉毅州作曲)」を、同じステージで別の参加者が弾いているのを聴いて、「次に演奏する曲はこれ!」と決めました。(11歳)
  • 次の目標は、お兄ちゃんが弾いている「エリーゼのために」を弾くことです。
    (7歳)
  • 中学受験で2年ほどステージに出られませんでした。そのストレスをピアノにぶつける時期もありましたが、今では先生のご指導もあり、段々と元の弾き方ができるようになりました。(12歳)
  • 受賞できてとても嬉しかった。同時に、自分は3年かかってようやく5回を受賞したのに、同じくらい年の子が25回の表彰を受けていて、すごいなと思った。(12歳)

グランミューズ

  • やはり嬉しかったです。毎回ものすごく緊張して、「何でこんなことしてるんだろう」と思うくらい苦しいときもありますが、それを乗り越えると大きな充実感に満たされるとわかりました。自分に残された時間はすごく長いわけではないので、これからも1年1年精一杯取り組んでいきたいと思います。(65歳)

今回お話を伺った方たちは、共通して「次を見据えている姿」が印象的でした。見据えるものは、憧れの曲であったり、大きなお兄さんお姉さんの姿であったり、自分自身であったり様々ですが、いずれにしても、続けている人だけが体感できる「継続する喜び・楽しさ」があるようですね。

ちなみに、継続表彰でカウントされるステージポイントはピティナ・ピアノステップのほか、ピティナ・ピアノコンペティション地区予選やピティナ提携コンクール(ウェブ申込に限る)なども対象となります。詳しくはこちらをご参照ください。

また、ステップ事業部では、継続表彰の証明書を無料で発行しています。詳細・申請はこちらをご覧ください。

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