ピティナ・ピアノステップ

「いつ始めた?」グランミューズの ピアノ開始時期を紹介

前回ご紹介した、「グランミューズで最も演奏された作曲家別作品ベスト5」を見ると、多くが「難曲」である一方で、ショパンの「ノクターン変ホ長調Op.9-2」やベートーヴェンの「エリーゼのために」など、親しみやすい憧れの作品もランクインし、幅広い難易度の作品が登場していることがわかります。
そこで今回は「グランミューズ参加者のピアノ開始時期」のグラフをつくりました。これは、2014年4月下旬に実施したグランミューズアンケートで集まった438名の回答に基づき作成しています。なおこのアンケートは、2013年度にピティナ・ピアノステップにお申込をされた方のうち2,343名が対象です。

主として以下の3点が読み取れるのではないかと思います。

  • 幼稚園までに始めた人が全体の半分以上
  • 開始するタイミングは「小学生までに開始した方(80%強)」と、「大学・短大以降に始めた方(10%強)」の2つの時期に大きく分かれる
  • 世代が上がるほど大学・短大に開始した人の割合があがる

2013年度のピティナ・ピアノステップの参加者のうち、ジュニアが88.8%を占め、グランミューズの参加は11.2%に過ぎません。しかし、そのグランミューズが、実は様々なバックグラウンドをもち、その多くが「ジュニア」の時期からピアノを始めていることがグラフからわかります。現在、「ジュニア」である88.8%は、将来的にグランミューズとなる方々です。今後、その世代が将来の「グランミューズ」として、ピアノを継続してもらえることを願っています。

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