「習い事」から「趣味」へ～変化の中で取り組んだ展開3ステップ～

高校1年目の終わりに20回目のステージに立った小畠杏菜さん（16歳）は、過去に導入・基礎・応用・発展と23ステップの各級をクリアし、今回は一番上の展開3ステップに挑みました。小畠さんの指導者の羽原久美子先生（正会員）は、教室の全員に展開3まで挑戦するよう薦めています。たとえ音楽を専門に学ばずとも、23ステップの最終級まで到達する、ひとつのことをやり通す力は社会に出た時に必ず活きるというのがその理由だそうです。

せっかく「課題」曲がある23ステップを受けるのだからと、今まで苦手だったジャズの作品に初挑戦した杏菜さん。動画サイトで音源を聞いたり、曲について調べたりして、作品を好きになる努力をしながら取り組みました。羽原先生からは「前より譜読みがスムーズになって、力がついてきたね」とお褒めの言葉をもらい、成長を実感できたそうです。「ピアノが『習い事』から『趣味』に変わってきて、今が一番楽しいです」とピアノの面白さを感じ始めた杏菜さんは、これからもずっとピアノを続けていきたいと話してくれました。