「変わりたい」「良くなりたい」を応援したい!

　　

ステップの現場で最も印象的だったのは、コンクール以上に、参加者の皆さんから「変わりたい」「良くなりたい」という意識を強く感じるということです。コンクールのリハーサルから趣味で取り組んでいる大人の方まで様々ですが、どの方もご自身の中に明確な目標を持ち、成長するためのアドバイスを真剣に求めているのを感じ、指使いなど、ピアニストの立場からより実践的なアドバイスを心がけました。

どうしても取り組んでいる曲だけに集中しがちですが、前後の作品や同じ作曲家のほかの作品も聞いて、理解を深めていただけると良いですね。

♪参加者へのメッセージ

ステップはコンクールや受験のように当落がないので、「ここまでしちゃってもいいのかな」と思うような大胆な挑戦で自分の殻を破る絶好のチャンスです。失敗してもそれが経験になるので、ぜひ恐れずに自分が思う表現をアドバイザーに問うてみてくださいね。

（会報317号より）