アドバイザーは手で語る 河村啓子先生
ステップの開催は年間約500地区。のべ1500名の先生方がアドバイザーとしてご協力くださっています。アドバイザーの先生方が何を思い、感じ、アドバイスを記すのか、その根源を探ります。
河村啓子先生(正会員/愛知県)
今回、大阪中央3月地区で、初めてアドバイザーを務めました。さすがに緊張すると思っていたのですが、他のお二人のアドバイザーにも、三木楽器さんの運営にも助けられて、アドバイザー席に座って書いていられる時間が嬉しくて嬉しくて、仕方がありませんでした。
小学校高学年くらいになると、ただ弾かされているだけでなく、自分が好きでその曲を弾いているということが背中から伝わってくる。そんな子どもの姿を見るのは指導者として幸せです。演奏ばかりでなく、客席でのマナーも、皆さんとてもよかったですね。
そして中高生のときにピアノを辞めて、長年のブランクの後に再開したグランミューズの皆さんの演奏は、なんとも言えない味わいがあって…。驚いたのですが、まず客席とは別のところにある私達アドバイザーの方に向かって、次に客席にお辞儀をされていました。その姿と演奏に、人生のあれこれがにじみ出て来るようで感動しました。
ステップは、継続する努力こそが尊いということを教えてくれます。わずかなことの積み重ねで、子どもの人生は大きく変わっていきます。これからもアドバイザーとしての責務をしっかり果たしながら、各地へのお手伝いができればと思っています。
(会報320号より)
あなたがこれまで受け取った中で心に残っているアドバイザーのメッセージや、アドバイスに関する印象的なエピソードや要望がありましたら、ぜひお聞かせください!
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