アドバイザーは手で語る 新納洋介先生
ステップの開催は年間約500地区。のべ1500名の先生方がアドバイザーとしてご協力くださっています。アドバイザーの先生方が何を思い、感じ、アドバイスを記すのか、その根源を探ります。
新納洋介先生(正会員/東京都)
音楽に対する真摯な姿勢から伝えたい
今回はステーションから「毎日学生コンクールのリハーサル参加の方が多いので、アカデミックな内容に」とのご希望をいただき、プログラムを構成しました。
ショパンのエチュードやベートーヴェンのソナタは、コンクールを受けるような学習者にとっては一生取り組まなければならない課題です。私自身、大学で指導していて、「教えるからには相手に負けないくらい弾けなければならない」という想いで取り組んでいる曲たちなので、今回のトークコンサートでもそれが伝わっていたら嬉しいです。その作品や作曲家についてだけでなく、「当時何が起こっていたのか」「誰かを想って書いた曲にはどんなものがあるか」など、時代背景を想像してもらえるようなトークも心がけました。
アドバイスの際は、「音の美しさ」を一番重視します。音には人間の内面が出るものなので、小さい子であればあるほど、「君の音は美しい」「素晴らしい」と力いっぱい褒めるようにしています。
(会報317号より)
あなたがこれまで受け取った中で心に残っているアドバイザーのメッセージや、アドバイスに関する印象的なエピソードや要望がありましたら、ぜひお聞かせください!
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