アドバイザーは手で語る 榎田真理子先生
ステップの開催は年間約500地区。のべ1500名の先生方がアドバイザーとしてご協力くださっています。アドバイザーの先生方が何を思い、感じ、アドバイスを記すのか、その根源を探ります。
榎田真理子先生(正会員/鹿児島県)
事前準備としては、全ての曲に目を通し、音源も可能な限り聴いて当日を迎えました。皆さんへのメッセージでは、いつまでもピアノを好きでいてもらえるような応援の言葉と、他の曲にも活かせるアドバイスを心がけています。また曲の背景を学習すること、関連する音楽を聞くこと等、幅広い学び方をしてもらえるよう言葉を送りました。
一人で何かを続けるのはとても大変です。誰かの声援や励ましがあるからこそ頑張れると思うので、常にそれを意識しながらメッセージを書きました。
印象的だったのは、「コンペで満足いく演奏が出来なかったので、リベンジに来ました」という方がいたこと。コンクールを夏だけのイベントとせずに、継続的な課題としていたことに感心しました。他にも指導者の方が舞台に立つ姿を見て刺激を受けましたし、親子・兄弟連弾では音楽で家族のコミュニケーションがなされることに感動しました。こうした参加の形が増えたら素晴らしいですね。
♪参加者の皆さんへメッセージ
とにかく、ピアノを続けて頂きたいということに尽きますね。続けてみて初めて分かることがあるはずなので。ステップやコンクールを、ピアノを続けるモチベーションを保つツールと考え、良い意味で気軽に参加してほしいです。舞台の上で良い思いも悔しい思いも、色々な思いを感じることが、次の道を切り開くエネルギーになると思います。
(会報305号より)
あなたがこれまで受け取った中で心に残っているアドバイザーのメッセージや、アドバイスに関する印象的なエピソードや要望がありましたら、ぜひお聞かせください!
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