アドバイザーは手で語る 藤井快哉先生
ステップの開催は年間約500地区。のべ1500名の先生方がアドバイザーとしてご協力くださっています。アドバイザーの先生方が何を思い、感じ、アドバイスを記すのか、その根源を探ります。
藤井快哉先生(正会員/兵庫県)
「聴きたい」という能動的な気持ちに応えたい
トークコンサートでは、お客さんや会場の大きさ、雰囲気などに合わせて臨機応変に変化をつけることを大切にしています。
お客さんは、コンサートの場で「聴く」という意味では受動的ですが、「聴きたい」と会場まで足を運んでいるという意味では能動的です。だからこそ、最後まで能動的に聴いていただけるよう誠意を尽くさなければならないと思っています。最近は、「自分の弾きたい曲」よりもお客さんの気 持ちや好みを想像して、プログラムや話す内容、話し方を変えるようになりました。
メッセージを書くときは、自分の感覚に正直に、演奏を受けて感じた率直な感想をお伝えするようにしています。その人にとっての一生の金言とはならなくても、生まれてすぐに消えゆく時問芸術だからこそ、その感覚を大切にしたいです。参加者の方の年齢に合わせて言葉を選ぶようにも心がけていますね。
(会報317号より)
あなたがこれまで受け取った中で心に残っているアドバイザーのメッセージや、アドバイスに関する印象的なエピソードや要望がありましたら、ぜひお聞かせください!
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