アドバイザーは手で語る 高橋悦先生
ステップの開催は年間約500地区。のべ1500名の先生方がアドバイザーとしてご協力くださっています。アドバイザーの先生方が何を思い、感じ、アドバイスを記すのか、その根源を探ります。
高橋悦先生(正会員/埼玉県)
ステージでの演奏は生徒と先生の努力の証
ステップ・メッセージでは手の形や弾くときの姿勢など、今後のレッスンに活かせる具体的なコメントを書くように心掛けています。それが普段、指導を受けている先生から何度も言われていることだったとしても、他の先生に指摘を受けることで、すんなりと受け入れられるということは多々あります。
アドバイザーからのメッセージを、ぜひこれからの練習やレッスンで有効に使っていただきたいですね。参加されている方々の演奏からは、ペダルの踏み方、手首の角度一つをとってみても、先生から普段どのような指導を受けてきているのかが見えてきます。
わたしも一人のピアノ指導者ですから、生徒さんの練習の成果はもちろん、指導者の先生の努力と愛情も手に取るように分かります。メッセージを通して、生徒さんの頑張りを褒め、そして一緒にメッセージを読む先生を労う気持ちを込めて書いています。
ステップにはプレ導入という参加スタイルもできたので、ぜひ小さいころから「ステージに上がる」機会をもっていただきたいです。ステージで自己表現を続けていると、将来的に心が豊かになります。特に小さいころは人前で演奏することもさることながら、ときには遊びたい気持ちを我慢して練習に励むといった苦労もあるでしょう。そのような意味でも精神面での成長に繋がります。
(会報326号より)
あなたがこれまで受け取った中で心に残っているアドバイザーのメッセージや、アドバイスに関する印象的なエピソードや要望がありましたら、ぜひお聞かせください!
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