30年特別連載「続けてきたから、今がある」 Vol.4 平松 万里子さん

-ピアノとともに、ステップとともに-
ステップの30年は、多くのピアノ学習者のみなさまがピアノを「続けてきた」30年でもあります。30年の節目に、学業や仕事、家庭生活の励みとしてピアノとステップ参加を続けている方々をご紹介します。
ピアノ歴と、現在のピアノとの関わり方を教えてください。
日頃は、スーパーのレジ担当者としてお客様と向き合っています。ピアノ歴は30年です。6歳から始めたピアノでしたが、家族が転勤族だったため、別れと再会の繰り返しでした。アトピー性皮膚炎の悪化で、中学から社会人にかけて、中断を余儀なくされた事もありました。しかし、病を乗り越え、素晴らしい先生との出会いに恵まれた今、再び鍵盤に向き合えています。
本番は年に約2、3回ですが、自分のペースでステージに立つことを大切にしています。大きなコンクールを目指すというより、いつまでも新しい自分に出会い続けながら、ステージに立ちつづけることが目標です。
お仕事と両立するために、どのような練習時間を確保していますか?
レジに立つ日々の中で、ふと頭に流れるメロディーを心に留めておき、仕事から帰宅して、鍵盤に触れたくなるその一瞬のトキメキを大切にしています。量より質を重視し、15分でも鍵盤に触れる事で、心が満たされれば私にとって最高のサイクルです。
ピアノを続けていることが、お仕事にプラスになっていると感じることはありますか?
ピアノを続けている事が、接客の場面で大きな力になっています。楽譜の行間を読み、作曲家の想いに寄り添う経験は、目の前のお客様が何を求めているか、その心の動きを察する想像力を養ってくれました。アトピー性皮膚炎や環境の変化で、中断しても諦めない粘り強さは、人生の3分の1ピティナステップに行き続けた事によって、私に生きる力をもたらしています。
また、最近は、サックスにも挑戦しており、ピアノとは違う呼吸や音色に触れる事も、人生の大きな彩りとなっています。表現が更に広がり、今まで以上に多角的に音楽を楽しめる事が人生の喜び、活力になっています。
ピアノを弾いていて、最も印象に残っている瞬間を教えてください。
昨年は、ブルグミュラーコンクールでまさかの銅賞をもらい、人生で最高の経験でした。アドバイザーの先生方から、23ステップでS評価や、フリーステップでブラボーをもらえたのも、非常に嬉しいです。また、ヴァイオリンやチェロとの室内楽に挑戦したのも印象的です。日常から離れ、仲間と呼吸を合わせて音を紡ぐ時間は、至福のひとときでした。
あなたにとってステップは、どのようなステージですか?
大人になって出会ったステップは、私にとって単なるステージではなく、大いなる心の支えです。アドバイザーの先生は、その瞬間の音を受け取り、これからの可能性を信じて言葉を贈ってくださる。いわば未来へのギフトです。そして、続けることそのものを称える継続表彰にも感謝しています。仕事が忙しくピアノを中断した時期もありましたが、表彰を励みに、今年で継続35回を迎える事ができました。継続40回に向けて、また練習に取り組んでいきたいと思います。

「毎年ステップに参加することが、私の生活のリズムになっています」 「ステップで出会った仲間と、今も一緒に音楽を楽しんでいます」 「親子3世代でステップに参加しています」そんな、あなたのストーリーをお聞かせください。ピアノを続けること、ステージに立ち続けることで得られた喜びや発見、そして日々の充実。その経験が、これからステップに参加する方々の励みになるはずです。
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