ピティナ・ピアノステップ

◇ステージ紹介 ~ こんなステージ見つけた! 三人三様のワンポイントレッスン(10/28新百合ヶ丘)

新百合ヶ丘ステップ(10/28)にて、3名のアドバイザーによるワンポイントレッスンが実施された。生徒側の熱意に押され、普段から熱い先生方も、ますますヒートアップ、中身の濃い10分があっという間に過ぎたようだ。見学者も多く、受講者のみならず、会場に居合わせた全員にとって、有意義な時間となった。

それぞれの先生の担当は、下記のとおり。

金子勝子先生
ショパンのノクターンOp.9-2&モーツアルトの4手のソナタ(写真上)
長谷川淳先生
ショパンのワルツ(イ短調遺作)&ハイドンのソナタ37番(写真中)
林田枝実先生
ショパンの黒鍵エチュード&ブルグミュラーのスティリアンヌ(写真下)

大事なフレーズはどこか?音の行方はどうなっているか?次のフレーズへの繋ぎはどうするのか?同じ音形が続いたときの変化のつけ方は?和声の変化における音色の違いを感じて弾き分けられているか?バスの重要性を感じているか?拍の感じ方はふさわしいか?曲にふさわしいリズム感で弾けているか?作曲者にふさわしい表現となっているか?一音一音が吟味されているか?といったポイントが、ぎゅっと詰まった10分のレッスン。
長谷川先生は、男性らしい単刀直入な言葉で、林田先生は美しい歌声と的確な例で、金子先生は分り易くお手本を示しながら、ご指導頂いた。

ステップのステージで一回聴いただけで、その生徒の持ち味の良さから、音楽性・テクニックの弱点まで、瞬時に見抜いて、たった10分の間に、的確なアドバイスと練習法を授けるレッスンに、各種のコンクールの審査員に名を連ねる先生方の耳の鋭さを痛感した10分だった。

(Report/Katsuko新百合ヶ丘ステーション事務局 平山智子)

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