ピティナ・ピアノステップ

ステップで発揮!音楽プロデュース力(巣鴨&米子)

最近のステップでは、各実施事務局のアイディアで様々な趣向を凝らした企画・演出が、各地で行われている。より音楽を面白く楽しく演出し、多方面から子供に興味を持たせたい ― そうした指導者の先生方の願いが形になったものだ。こちらではその一部を紹介する。


みんなで答えよう「音楽クイズゲーム」
(11/11,12巣鴨秋季/巣鴨ステーション

巣鴨ステップでは、毎回ステップステージのほかに何らかの企画を入れている。スタッフの先生方による紙芝居(「ピーターと狼」)、アドバイザーによるトークコンサートやレクチャー、参加者全員が参加できる音楽に関するクイズゲーム。今回の「みんなで答えよう音楽クイズゲーム」は、各部の参加者の年齢やレベルに合わせ、楽典や音楽史を子ども用にアレンジした問題を8パターン用意するほど手のこんだものだ。受付でプログラムと同時に問題用紙を各参加者に渡し、講評の時間の後には皆で答え合わせする。企画発案者の上総治子先生よりコメントをいただいている。「ステップが開催できるのは、参加者あってのこと。今日せっかく集まってくれた皆さんとの距離をもっと縮め、ステップを機会にコミュニケーションをはかりたい。」

男の子がピアノを継続するきっかけにもなる!「男の子の部」を企画
(11/4米子/白うさぎステーション

米子ステップで端を発した男の子ステップ。男の子も参加しやすくなるようにとステップ開催当初(2000年)から行っており、今では鹿嶋ステップ(茨城)など全国に拡がりつつある。今年の米子ステップでは、30名の男の子の参加があった。企画発案者の西野まこ先生によると、自身の発表会でも男の子を集めた部をつくっており、それをステップでも応用したとか。「どうしても女の子の中に男の子がぽつんといる状況になってしまう。男の子がステップの際に1年に1度、顔を合わせる機会をつくることによって、お互い意識しあうことになり、それが結果的にピアノの継続につながります。男の子同士、演奏前の舞台裏で、互いに励ましあっていたりしますよ。『男の子の部があるならステップに出る』という子もいます。また『男の子の部は何とも言えない味があっていいですね』と観客からも評判です。」

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