ステップで生まれたオリジナル&編曲作品がミュッセに登場
去る2月4日に、「ポピュラーアレンジ」をテーマにして行われた後楽園冬季ステップ。アドバイザーの3人の先生による素敵な連弾コンサートが行われたのは記憶に新しいところ。
創意あふれる参加者の皆さんから、オリジナル曲や名曲のアレンジが披露される一日でもありました。そして、このたび、その中からアドバイザーによって選出された3曲が、ミュッセで販売されます(発売日は4月20日)。
個性豊かな楽曲をステップという場で誕生させた、3人の皆さん。作品についてのコメントをいただいております。
福原智子さん:Fantastic World(作曲) 394円 5ページ 演奏時間の目安:3分15秒
演奏者が演奏していて楽しくなるような曲を作りたいと思い、この曲を作曲しました。思い浮んだ自分の好きな音、不思議な和音・おしゃれな響きや面白いリズムをたくさん詰め込んで出来上がった曲です。エキゾチックな雰囲気から始まりますが、中間部で曲想が変わり、ロマンチックで流れるようなメロディーが出てきます。その変化を楽しんで、自由に気持ちよく演奏していただけたらな、と思います。
松田紗依さん:ワーク「大きな古時計」(編曲、連弾) 189円 2ページ 演奏時間の目安 1分5秒
いつものおけいこから、少し一息つきたい7歳の男の子の生徒さんが、大好きな「大きな古時計」を弾きたいと言ったことがきっかけです。連弾の楽しさを十分味わえるよう、やさしいパート1を彼用に、パート2は少し進んだ生徒さんに、伴奏の役割とメロディも奏し聴き合えて弾けるようにと、シンプルに編曲してみました。時計のチクタクの音とメロディをよくうたわせて、また、歌詞の意味を見直して、あたたかい演奏をしてくださればうれしいです。
松本あすかさん:JS.バッハ「インヴェンション1番」(編曲) 336円 4ページ 演奏時間の目安 2分
心地よいグルーブの波に乗せて、バッハのテーマに彩られたハーモニーの香りが次々と移り漂う...。この曲は私にとって「クラシックアレンジシリーズ」の第一作目になります。作曲者バッハに倣って、あえて白譜にしてみました。テンポ、強弱、発想記号、アーティキュレーション等を演奏者のアイディアに委ねたいと思います。原曲の「冒頭6小節」を弾いてから編曲バージョンに入ると面白いかもしれません。ちょっとしたパーティーやBGM、コンサートなどでも是非演奏して頂きたい一曲です。