参加者の平均年齢、地区別ランキング?!
男女比率のことに引き続いて、昨年ちょうどこの季節に書いた平均年齢に関するエントリーを見て、昨年7月から1年間の開催地区について調べてみました。全国平均は12.1歳です。きっかり、横ばいでした。
全体を通して、中部、近畿地方に低年齢層の参加が多く見られます。平均年齢の「年少地区」五傑は、
地区名 | 平均年齢 |
---|---|
桑名西 | 8.85歳 |
堺泉北 | 8.84歳 |
豊岡 | 8.84歳 |
堺 | 8.76歳 |
草加越谷 | 8.57歳 |
最年少は夏季の草加越谷でした。
平均年齢が低いということは、初めてステップを受ける方が多い地区、という見方もできるかもしれませんね。論より証拠、草加越谷地区では123組のうち、何と71組が初めての参加でした。草加・南越谷支部の運営委員、平嶋裕美子先生によると、支部では手作りの情報誌「かんたーびれ」を年3回発行し、ステップの開催にあたって、地元の先生方へお誘いのお手紙を送るのだそうです。こうした、先生方発案の地道な取り組みが、実を結び始めた結果が平均年齢にも現れているのでしょう。
さて、ステップの最年少の参加は何歳でしょうか?・・・正解は、何と1歳です!昨年初めてステップを開催した岩国スマイルステーションの岩国地区に、寺岡優芽さんがフリー3分で、出演されました。賛助出演は、ご両親と、指導者の上村晶子先生、ということで、リトミックを用いた、ファミリーアンサンブルのご披露だったんですね。もちろんステップでは、これもアリ、なんです。
次に、「年長地区」を見てみます。東京都内の地区が目立ちました。年長五傑は
地区名 | 平均年齢 |
---|---|
巣鴨春季 | 23.7歳 |
多摩 | (07年)26.0歳 |
青山 | 31.3歳 |
さいたま冬季 | 33.8歳 |
平均で30代、とはなかなか重厚ですねー。
しかし、もはや30代の参加者すら、会場で探すのが難しい(?)という地区がありました・・・栄えある最年長地区は、やはり今年もここだった!横浜金沢地区改め、横浜グランミューズ地区です!ぶっちぎりの平均=49.6歳で、60歳以上の参加が何と30人。
横浜コレーゲステーション代表の小西真理先生は、「グランミューズかつフリー限定」というスタイルですでに開催が6回目、となりますが、ステップが教室の生徒さんにもたらす様々な効果に驚かされているそうです。
たとえば、グループレッスンでは、仲間同士で励ましあったり、指摘しあうことで、先生から教えられることとはまた別の、たくさんの気づきを得られます。特に大人の教室の場合はそうなります。
ステップで、演奏後に、生徒同士が談話する様子を見て、普段のグループレッスン以上の刺激を受けているのがわかるそうです。そういう意味で、ステップの当日こそ、もっとも効果的な「グループレッスン」と言えます、ということでした。
また、どうしても習い始めのうちは、有名で多少「背のび」が必要な曲ばかりが選ばれるものです。しかしステップを通じて、実力に見合った、あるいは舞台で充分に実力が発揮できる曲を選ぶようになったし、指導者の側も適切な選曲への誘導ができている、とのことでした。年月をかけて築かれた、信頼関係の一端が見えますね。
なお、ピティナで最年長の参加は以前このブログでもご紹介しました、郡司英代さんの99歳です。 (ということで、メールニュースのクイズ、「今年、平均年齢が40歳以上の地区があった。○、×、どっち?」の正解は「○」です。