ピティナ・ピアノステップ

「選曲」の経験を積むためのステップ

今年、4月から6月に開催されるステップは140地区となる見込みです。各エリアごと のピティナのステージ数(コンペティション予選を含む)は左地図の通りです。皆さんのステップへの参加お申込みを、お待ちしております。

ご存知の通り、ピアノ学習の継続を奨励する「>継続表彰」は、コンペティションに参加された方 の参加回数も含めて授与されます。

ステップ、コンペに関わりなく、どのステージに参加するのにも共通して必要なの が、地区を選び、そして「曲を選ぶ」という行為です。この「選曲」の経験を積むことが、皆さんの成長と向上をいかに後押しするものであるか、中田元子先生にインタビューをしてみました。

3月1日に参加要項が発行されるコンペティションでも、選曲はとても大事な要素。 ステップでは、春から初夏にかけて、コンペの課題曲で「リハーサル体験」を積む参加者が多く見られます。ちなみに、昨年4月~6月に開催されたステップで、フリーステップの参加者のうち、コンペの課題曲を選曲された方が44.3%でした。

ということは、逆に見ると、優に半分以上が、それ以外の選曲をしているということですね。ステップでは、2名、3名の参加はもちろんのこと、賛助出演者として、家 族、友達、指導者の先生を招いて、楽しいステージを演出することも可能です。

「一回きりの選曲」ではなく、それぞれの「時に応じた選曲」の経験を積むためのステップを、どんどん活用してみてください。

ステップ課題曲はピアノ学習の宝石箱

中田元子先生(ステップ課題曲選定委員会委員長)

ピアノ学習における「選曲」は、奥の深い世界です。
決められた立派な服を、型どおりに着なければならないこともあれば、オーダーメ イドであつらえ、フリルをつけたり、ボタンをかえたり、自由で豊かな世界を楽しむこともできます。
カラーの違うものを選んでもよし、同じカラーを組み合わせるもよし。その子が無理なく、無駄なく向上できるように、いかに選曲するか。

毎回の「選曲」という経験を通じて、指導者も生徒も力を伸ばすことができます。ステップの課題曲システムは、それに応えるだけのピティナの自信作であり、ピアノ学習にとっての宝石箱です 昨年の課題曲改訂では、特に基礎ステップくらいからは、4期が学べるということも意識した構成にしてあります。よく知られたドイツの作曲家だけでなく、フランスやイタリアの作曲家もとりあげ、学習者が、後々そういった世界に抵抗無く入れるような工夫を凝らしました。ポピュラーや連弾曲も充実させ、あらゆる色合いの学習が可能であるように、組み立ててあります。
今年は、ミクロコスモスや、ツェルニーに関する課題を若干整理・追加しました。ミクロコスモスは曲を厳選しましたので、課題を選びやすく近づきやすくなりましたし、ツェルニーについては、こんな楽しい曲もあったのかと、新鮮な発見があるはずです。
難しいものを与えるよりも、その生徒が上手に弾けることで、得意顔になれるような 段階の曲を、うまく選んで与えていくことこそ、指導の醍醐味であり、腕の見せ所かもしれないと思っています。「模擬テスト」のように、何度もステップに参加することで、教室や生徒の進度の目安としていただければ嬉しいです。

ステップ課題曲を知る2大アイテム!

お求めは、お近くの支部・ステーションまたは全国の楽器店へ。

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