ピティナ・ピアノステップ

こんなステージ発見しました!Vol.33

こんなステージ発見しました! ~ステップ参加者インタビューから Vol.33~

ゴールデンウィークもあっという間に過ぎ去り、早くも5月中旬に差し掛かってきました。お天気の良い日はうとうとお昼寝をしたくなってしまう季節ですね。
今回は、ピアノの練習を温かく見守ってくれたご主人との思い出を胸に、大好きなピアノを弾き続けるグランミューズの参加者をご紹介します。


奥山 砂恵子さん&神野 由香先生(指導会員)
◆ 3月10日(土) 下関地区
「ピアノは心の支え」ご主人との思い出を胸に弾き続ける

13年前、奥山砂恵子さんは60歳でピアノを始めました。もともとピアノの音色が大好きでしたが、娘さんが家を出てから使われなくなってしまったピアノがもったいなく思えて、教室紹介チラシで見つけた神野由香先生(指導会員)のレッスンに通い始めました。

「夫は、たまにピアノの音量に文句を言いながらも、静かに私のピアノの練習を応援してくれました」と、ご主人との思い出を振り返る砂恵子さん。ある年の発表会の際、百貨店で本番衣装を買ってくれた時は本当に嬉しかったと語ります。そんなご主人が病に倒れ、数年間看護生活が続きました。その間ピアノを弾くことはできませんでしたが、ご主人を看取られ、生活にぽっかり穴が空いてしまった時に、ふと「もう一度ピアノを始めてみよう」と思い立ちました。以後、ピアノは奥山さんの心の支えとなったそうです。

再び神野先生のレッスンを受け始めて、ますますピアノが好きになったという砂恵子さん。レッスン再開から7年、先生の紹介を受けてステップに初参加しました。とても緊張しましたが、精神力を鍛えるチャレンジの場としてステージを楽しみました。神野先生は、「レッスンの後、いつも未就学児のクラスに残って『ピアノはね、ずっと続けるといいよ』と子どもたちに語りかけてくださるんです」と、奥山さんのピアノへの愛情に感心の様子。これからも、ご主人との思い出を胸に、大好きなピアノを弾き続けてくれることでしょう。


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