もらった「あと」が実は大切?メッセージ用紙の活用法
ステップの大きな特徴といえば、アドバイザーの先生方からもらえるメッセージ。
今回は、全国の先生方から伺った指導者目線でのメッセージ用紙の活用法を、ピックアップしてご紹介します。
● 次回のレッスンで生徒と読み合わせ
アドバイザーメッセージを生徒と一緒に読み、もう一度レッスンで演奏して、アドバイスを反映します。
● 生徒にわかる言葉で語り直し
専門的なアドバイスで書かれているものは、生徒にわかるように言い換えて理解をさせています。
● 普段のレッスンで言われていること本人に意識させる
普段のレッスンの中で言われていることがあれば、「一流の先生だから、バレたんだね」などと伝えると、本人も「直さなきゃ!」という意識が芽生えます。
● 生徒の成長記録に
一人ずつメッセージ用紙をコピー・ファイリング。受験やコンペ前などでくじけそうになった時に成長段階を見せて、やる気を出してもらっています。
● 保護者との意識の共有に
レッスンを進めていく中で、親御さんのご協力は不可欠。ピアノをやったことのないご両親も、ステップ当日にお子さんの演奏を聴き、メッセージ用紙で課題なども読んでくださっているので、ステップ後に生徒さんと共に目標を共有できます。
● 指導者自身の学びに
複数の生徒のメッセージを読んでいると、共通して指摘される点があります。それは指導者自身の弱点。今後の指導の際にいかしています。
Voice
高木久美子先生
受け取ったメッセージ用紙やコンペの講評は生徒ごとに一つのファイルにまとめ、手の届くところに保管しています。生徒さんと一緒に過去のメッセージを見直し、長所・課題を確認する機会を定期的に設けています。
林けい子先生
ステップ参加後は、いただいたメッセージや反省点を踏まえてもう一度演奏してもらうのですが、本番以上に良い演奏を聴くこともしばしばあります。生徒たちの成長をしみじみ実感しますね。
アドバイザーの先生方からのメッセージを少しでも有効に用いるヒントになれば幸いです。
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