ピティナ・ピアノステップ

継続表彰300回! 中村香織さん

継続表彰300回!中村香織さん

ピティナ・ピアノステップに最も多く参加されている中村香織さん(グランミューズ会員)が、10月10日開催本郷10月地区で300回表彰を受賞されました。
医師としてのお仕事も多忙を極め、当日も午前中お仕事に行かれてからの出演だったとのこと…!
熱心にピアノに向き合い続ける中村さんに、コメントをお寄せいただきました。


コロナ禍でもステージが身近にあったこと

2004年に初めてステップに参加してからすでに17年となりました。最初は自分の本番の弱さに対する緊張の緩和のために、あくまでもコンペの練習台として受け始めたのですが、今回のコロナ禍になってこの2年余り、仕事の忙しさのあまりピアノをやめてしまわないように、半ば無理矢理のようにステップに申し込んで、自分とピアノを繋ぎ止めていたような感じであったと思います。正直、無理矢理でもなんでもよくて、やめてしまうよりはマシだ、このまま弾けなくなってしまうよりはマシだ、と、ずっとそう思っていました。改めて、こういったステージが身近にあったことを本当に感謝しています。

想い出深いステージ

100回表彰の目白バロックステップでのチェンバロのステージ、200回表彰のコンチェルトステップでのオーケストラとの共演が印象に残っています。

ピアノ学習、発表の継続の秘訣

本当に弾きたい曲があれば、私は自分でホールを予約してきて、仲間同士で演奏会を立ち上げてしまうタイプなので、「弾きたい曲があれば」放っておいても弾いていると思います。
問題は弾きたい曲を頭の中で思い浮かべることができないほど、仕事に忙殺されて疲れ切ってしまうようなことが起こった場合です。とにかくこればっかりは早く世界が少しでも落ち着くようにしてもらうしかないかなと思っています。世界の平和も、自分の健康も、"あって当たり前"のものではなかったことに気付かされます。今日が平和で、今日が健康であることに感謝し、大切にピアノに向かう必要があるなあと感じています。

医療に携わる方としての観点から

この2年、芸術分野全般(芸術、芸能、アーティスト活動などなど)は本当に苦しく、演奏活動を目指す学生さん達にとっても人生のキャリア形成に大きな失速の加わった2年ではなかったかと思います。私の職場は、コロナ入院患者数を多く受け入れいている病院ですので、直接的に医療現場でも社会貢献はできるわけですが、これとは別に、芸術を目指す若い学生さんたちに何かお力になれることはないかなあと常に考えています。今年は、海外にいる音楽留学生さんの一時帰国の際の14日間隔離を、ピアノの練習場所としては事欠かない私の自宅で無償ホームステイという形で受け入れたり、また、若い音楽家の方のプロモーションビデオの製作(無償で動画製作を請け負ったり、撮影機材の無償貸与を行ったりしております)にも少しづつ関わらせていただいたりしております。私がこの2年このような形で関わらせていただいた若い芸術家さん達は全て、ピティナのステップやコンペを通じて知ることになった音楽学生さん達です。

公開された動画はこちら

コロナになって、人と人との繋がりが寸断されると感じることが多いのかなと思いますが、私の場合は、逆にこうした試みでの新しい接点や出会いも多かったので、こうした状況なりの新しい人との繋がりも生まれるものだなあと思っています。

継続表彰を目指す子供たちにメッセージ

ステップやコンペに出ていると、自分よりも上手な人たち、それもとてつもなく上手な人の演奏を聞いてしまうことがあると思います。自分もあんなふうに弾けたらいいのに、自分は上手じゃないから恥ずかしいな、もう練習しても上達しないしピアノなんかやめちゃおうかな…と思うことがあるかもしれません。でも、「とてつもなく上手な人の演奏を聞いてしまった」時こそ、そこに自分の演奏が変われるチャンスがあったりするのかなと思います。
恥ずかしいの上等!嫉妬心も劣等感も上等です!

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