それぞれの進路を決意した節目に、3兄弟で6手連弾に挑戦

中町友洋さん、晃大さん、育生さん3兄弟は、コンペティションでも活躍し、ステップも予選や入賞者記念コンサートの前によく参加していましたが、ここ数年でそれぞれのピアノに対するスタンスが少しずつ変わってきたといいます。友洋さんは一足早く音楽の道にすすみましたが、晃大さんは音楽を専門とはせずに楽しく続け、育生さんはピアノ以外のことにエネルギーを注ぎたいと決意したのです。それぞれの今後に向けて、踏ん切りをつけるために、船橋1月（2）ステップに参加し、3人が師事している佐々木邦雄先生が作曲した作品「未来へ！」で6手連弾に挑戦しました。

すぐ隣に共演者がいることに新鮮さを感じつつ、兄弟3人で一緒に弾く体験は今までにない貴重なものとなりました。一緒にピアノを学んできた3人ですが、弾き方や音、フレーズの感じ方などにそれぞれの個性があることを改めて感じ、最初は息を合わせることがとても難しく感じたそうです。いろいろと話し合ったり教え合ったりするうちに息が合ってくると、1人で弾くときより演奏の幅が広がり、楽しさも味わえました。

またいつか3人でステップに参加できる日を夢見て、それぞれの未来を切り開いてくださることでしょう。